交流分析とは

TRANSACTIONAL ANALYSIS

エリック・バーン

交流分析(Transactional Analysis=TAと略記することが多い)は、アメリカの精神科医エリック・バーン(Eric Berne 1910~1970)によって提唱された集団心理療法が始まりです。

1967年に著書『人生ゲーム入門』が翻訳され、日本でも研究されるようになりました。日本では、「交流分析」と訳され、現在に至っています。日本の「交流分析」は日本的文化を踏まえた内容になっています。

交流分析は「精神分析の口語版」「コミュニケーションの心理学」「セルフ・コントロールの心理学」「快く生きるための人間学」などとも呼ばれています。

交流分析の特色

① 簡単でやさしい用語を使って、多くの人に理解しやすくできています。
② 私たちの思考・感情・行動を“今、ここ”の時点で見つめ、それを記号や図式を用いて表す表現法を取り入れています。
③ 自分の態度・行動に現れる姿を、客観的に見るための工夫がなされています。
④ 私たちの性格形成の過程を探るプロセスが体系化されています。
⑤ 自分と養育者との交流パターンを知り、それが現在の人間関係の問題点に繋がっているのを理解すると、自律的な人間形成の機会が得られます。
⑥ どのような場面にも適応でき、自分を自律的に変容させることで、対人関係を円滑に進めることができるようになります。

交流分析を学ぶ目標

交流分析は「自律性の確立」を目標としています。「自分自身が本来持っている能力に気づき、その能力の発揮を妨げているさまざまな要因を取り除き、本当の自分の能力の最大値を実現して生きること」にあります。

自律性を確立するとは、次の3つの能力を高めることです。

①自己理解と気づき

人の精神的な成長とは「自己への気づき」から始まります。気づきが増えるほど、自己理解が深まっていき、自己理解が深まればそれだけ他者を理解できるようになっていきます。気づきは自己の思考・感情・行動の視点から考えることができますが、その人なりの幼いときから身につけた傾向があります。その傾向についての気づきを深めることが大切です。

②自発性を高める

新しい状況に直面したとき、考えられる限りの可能性の中から、最も適切な方法を自分自身で選択し、決心して実行できる人を「自発性のある人」といいます。自発性とは自分の行動を自分の意志で決定して、それについて自分で責任を負うことをいい、物事にチャレンジすることも含まれています。

③親密な交流をする

自分の思いを素直に表現し、他者のことも受け入れながら、親密な関わりをもつことをさします。そのためにはまず、自分の心を開いていくことが必要です。そうすることで相手も心を開きやすくなり、お互いが理解し合える・受容し合える関係になっていきます。親密な交流とは、自分のOK、相手もOKな関係を築くことです。

「交流分析」は人間の行動を理解するための合理的な手法です。その前提となる考え方は、自分を信じること、自分で考えること、自分で決めること、自分の感じを表明すること、そして、これらのことを人は誰でも身につけることができるはずであるということです。

交流分析で学ぶ7つのジャンル

①ストローク

自分や相手の存在を認める言動のすべてで、種類があることを学び、ストロークが及ぼす“人への影響”について学びます。自分の傾向を知り、より良いコミュニケーションを目指します

②自我状態

こころの成り立ちとエゴグラムを理解します

③やりとり分析

自身の対話の傾向を知り、より良いコミュニケーションを目指します

④人生の立場

自分自身を、他者を、世間や人生をどう捉えているかの思いこみを理解します

⑤心理ゲーム

繰り返し起こるコミュニケーションの「トラブル」を理解し、それをやめる方法を学びます

⑥時間の構造化

時間の使い方は生き方そのものであることを学び、バランスのとれた時間の構造化への改善を目指します

⑦人生脚本

自分で書いた人生のシナリオを振り返り、より良い脚本に書き換えることを目指します

これらを通して、自分と他者・人生を振り返り、より良いコミュニケーション・人間関係の第一歩とします。

(交流分析士2級テキストより抜粋)

交流分析を学んでみませんか

本当に人間関係改善のツールとして役に立ちます。

これまでは交流分析の概要やエゴグラムなどを開講しておりましたが、日本交流分析協会の「交流分析士」の課程をたどる方が理解しやすいと思いますので、2級交流分析士講座を開講することにいたしました。

一緒に交流分析を学びませんか。